今回は 大家さんの 一声できまる家賃減額交渉。 大家さんの考え方・対応方法について 説明してまいりますので 交渉する際に参考にして頂ければ 幸いです。
できる家賃の交渉は?『三方よし』で家賃が下がる!
交渉に乗るのは 正解か。不正解か。家賃は下げたくない。しかし 申込みの機会を逃したくない!大家さんの考え方を知ることで 関係者の皆さんが納得できる『 三方よし 』の家賃交渉が実現します。
無駄な賃料交渉をしないため 受付けないための対応方法・考え方について 掘り下げますので参考に なれば幸いです。
賃料交渉の見極め
賃料交渉の場面は 2パターン!
・入居中の場合
今回は 新規募集中の反響(お問合せ交渉)を頂いた場合を 深掘りしていきます!
家賃交渉の理由は?
なぜ 賃料交渉をしてくる? 不要な賃料交渉を 受付けないために 本当の理由を知る事から 始めます。聞いてみました!
『 減額希望金額を明確にし 最小減額の金額を確定し 判断する。 』
・検討している他の物件の賃料が安いため。
『 競合物件の金額を明確にし 自身の物件との違いを確認し 金額を合わせる必要があるか。最小減額の金額を確定し 判断する。 』
・予定している初期費用がオーバーしているため。
・家賃交渉して 少しでも安くなればラッキーなので。
他決の防止のため。
・交渉することが当たり前になっており 契約を確定させる決め手になる可能性があるため。
・お部屋探しの方が交渉の要望をされるため。
これらの理由から 賃料を減額する決定をする前に 1回きりの初期費用で減額する考え方もあるので 交渉の際には 仲介業者さんの協力も 検討頂くことを ご提案致します。
・礼金をなくす。など大家さんが負担する。(大家さんの収益が減る。受領しない。)
・仲介手数料を減額する。など仲介業者さんが負担する。(仲介業者さんの収益が減る。受領しない。)
・お部屋探しの方が 不要であれば 付帯サービスを見直していただく。大家さんが負担する。(仲介業者さんの収益が減る。受領しない。)
初期費用とは
礼金:家賃の0~2ヶ月程度
大家さんに払う一時金。謝礼の意味合いが強く契約が終了しても通常、返還はされません。
敷金:家賃の1~2ヶ月程度(最近は0円の物件も多く見受けられる)
大家さんに払う預け金。意味合いとしては、家賃の不払い時などに備え徴収されるもの。賃貸契約の終了時には、未払いの賃料などがなければ返金されるのが通常です。
また 借主に故意や過失による毀損・汚損などがあれば 修繕の負担義務(原状回復義務)があった場合に 借主の承諾のもと 相殺されることがある。
前家賃:家賃の1ヶ月
賃貸住宅において 契約した月の翌月の家賃を 契約時に支払っておく賃料のこと。
日割家賃:契約月の家賃の日割り計算賃料
賃貸住宅において 契約した月の家賃を 日割り計算した賃料。
仲介手数料:家賃1ヶ月+消費税
仲介を行う仲介業者さんに支払う手数料。
火災保険料:1万5000円~2万円程度/2年 ※商品により 金額差あり。
賃貸住宅では 通常 火災保険に加入することが募集条件として義務付けられています。通常は2年契約が基本。(月額負担もあり。)
鍵の交換費用:1~2万円程度
物件によって違いがあるが 入居時に鍵を 新品に変更するための費用。
保証会社費用:家賃0.5ヶ月~1.0ヶ月程度
物件によって違いがあるが 入居時の審査含め加入しなければならない場合の費用。※法人契約等の場合は 加入不要の場合が多い。
その他費用:付帯サービス採用時 費用あり。
管理会社さん 仲介業者さんにより サービス内容は様々で 基本的には ご契約者さんが 必要なサービスを取捨選択する。
【映画】探偵コナンから言葉のプレゼント
『 やめられるかよ 真相を解き明かすのが探偵の性なんでね 』
:探偵の気分で真の理由を見極める!見本とする一言ですね。
賃料交渉 承諾しなければ 他の物件になる?
物件は気に入っていて どちらにしても 契約する意思がある場合も 多くあるため 家賃交渉理由から 本当に必要な家賃交渉で減額に応じるべきか 深掘りします!
■安くならなくても この物件で決める。
・・・違う物件にするつもりはなく物件は決めていて 安くなればラッキー。 言うだけ言う。減額交渉が承諾されなくても決める。決まる。決めたい。決め物。確定していることで申し込みになる。 又は 今回交渉に乗らなくて 他の物件に決まっても 案内や問合せの多さから 別の方から申込が入る可能性が高い場合は 断るべきだと思います。
・・・物件は気に入っているので 少しでも 協力できれば この物件で 決まる。確定するのであれば 決断しましょう。
■〇〇円でなければ 他の物件にする。
・・・要望金額でなければ 他の物件で決まる。いくらなら決まると言う金額を確定させ 決断しましょう。
■〇〇円になっても 他の物件の可能性もある。
・・・他の物件の賃料交渉の材料に使われる可能性が高いので 交渉はいくらなら決まると言う金額を先に確定させる。金額提示がなければ 基本 当て物なので 金額は言い切らなくて良いと思います。
読んで字のごとく『他で決められる』の略語です。他で決められるとは
『 違う仲介業者さんで決まったので今後ご紹介不要です。 』別の仲介業者さんで決めると言うことです。仲介業者さんが変わっても 物件は 変わらない場合もあります。
『 別の物件が 気に入ったので そこに決めます。 』仲介業者さんは同じ可能性が高く。別の競合物件に決まるという事です。
決めたい本命の物件があり 比較物件を良く見せる物件。決めるつもりのない物件 又は 決まらない物件。
決め物とは(仲介業者さん目線から)
客付けしやすい物件。決まりやすい物件。報酬が多いなど決めたい物件。
交渉を受付ける際の伝え方。伝わり方。
軽い感じで賃料が安くなったと伝えてもらっては せっかくの好意が 無駄になるので 具体的に交渉の理由を基に 長く快適に住んで頂ける事を前提に!新生活の応援として協力する旨をしっかり 仲介業者さんから 伝えて頂きましょう!
入居募集に関して 入居者さんと直接 接見対応することが 少ないので 大家さんの痛みがわかる。好意を無駄にしない仲介業者さんは 大切にしましょう。長い付き合いの中で アンテナを張って 適度な良い緊張感を持ち合う良きパートナーを 見つけて伝えて頂きましょう。
賃料交渉の判断基準
賃交渉があり 下げて決めてもらった! 正解か。不正解か。
判断基準は 2点! 確認し確定であれば 判断できます。
■〇〇円下げなければ他の物件になる?
・下げて入居が確定することを優先する?
■〇〇円下げなければ引越しをする?
・下げて継続入居が確定することを優先する?
最終的には
その時々の状況に応じて 交渉に応じるか?応じないか?
決めるのは大家さんです!